●製作年:
カップ:1881年/ソーサー:1913年
●フォーム:ディメール
●素材:新硬質磁器
●サイズ
【カップ】
口径:9cm
高さ:5.5cm
【ソーサー】
直径:14cm
高さ:2.8cm
参考価格:-¥248,000(税込)
※持ち手先端に金彩の剥がれあり
アールヌーボー前後期に製作されたブルーヌーボーのカップ。
ハイハンドルタイプのディメールというカップソーサー。指にフィットしやすく持ちやすい、それでいて程ほどの量も入れられますからコーヒーでも紅茶でも楽しめます。持ち手の先端部分の金彩がはがれてしまっているので当初予定していた価格より大幅に下げてみました。外観を損ねるダメージでもないので是非普段使いに如何でしょうか?
地色はファットブルー、現代セーブルの顔でもあるあの色です。塗りを重ねて最低でも3回塗り、赤絵窯で焼成(1360℃)します。コバルトが釉薬の下にくいこみ、深く鮮やかな独特のブルーに仕上がります。アクセントとして散りばめられている金彩、これは24金を使用し、720℃~800℃で焼成、その後途方もない時間、アメジストを用いて研磨をかけていきます。完成後、光を当てるとにわかに反射する様相にはセーブルの完璧すぎるセンス…これにはいつもやられてしまいますね。
創業以降から一貫して外交における贈答品。これ相応しく、他の追随を許さない完璧な仕上がりです。現代においてもフランス国家には絶対不可欠なセーブルの”手仕事”をぜひこの機会にご検討ください。リトロンやオボイードも有名ですが、このディメールに関してはあまり見かけない方だと思います。
カテゴリー:
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